表面実装はんだ付け用ツール「SMDクランプ」

【開発支援ツールシリーズ】

SMDクランプ(150mmアーム)PX1810
SMDクランプ(80mmアーム)PX1510

初心者でも表面実装部品の3Kはんだ付け(簡単、綺麗、確実)が可能


【はじめに】
 本SMDクランプ紹介ページは、ユーザーズマニュアルを兼ねます。
 SMDクランプをご使用の際は本ページをご覧下さい。
 画像上でマウスポインタがクリックアイコンに変わるものは、クリックすると画像が拡大されます。
1.SMDクランプとは
SMD_CLAMPの外観写真
SMDクランプ(150mmアーム)PX1810
SPX1510の外観写真
SMDクランプ(80mmアーム)PX1510

 SMDクランプは表面実装部品(SMD: Surface Mount Device)を基板にクランプし、はんだ付けを容易にする為のツールです。

 初心者でも、SMDクランプで3Kはんだ付け(簡単、綺麗、確実)ができるようになります。

 作業効率が大幅にアップし、一度使うと手放せない、とのお声も多数です。
 まだ知名度は低いですが、今後はピンセットの様にはんだ付け作業のスタンダードになると期待されます。

 小ロット生産の為少々高価と思われそうですが、CR4KVは 66分(PX1810)であり、 作業性や品質の向上効果で測れば直ぐに元が取れる「一生モノのプロ用ツール」としてはかなりリーズナブルと思われます。

 電子回路の開発室や実験室のはんだ作業台に1台置けば、喜ばれる事 請け合いです。

(1)従来のはんだ付けの方法
 以下は一般的なSMDのはんだ付けの手順です。
SMD用ユニバーサル基板バナー
  @位置決めし、固定の為のはんだによる「部品の仮止め」
  A残り端子のはんだ付け
  B仮止め部の正式はんだ付け

 @は位置決めをしながら、部品とパッドに過度の熱ストレスを与えない様に手速く行なう必要があるので、初心者には難作業です。

 お手本となる動画が有りましたので、参考例として下さい。
 ベテランの技なので一見簡単そうですが、初心者が動画の様に手際良く行なうのは容易でありません。
  はんだ付け基礎講座 WEB版
  はんだ付け3分間クッキング

(2)SMDクランプ使用の場合
 @SMDクランプで予め部品を正しい位置にクランプ
 A後はゆっくりとはんだ付けするだけ

で、難しい「部品の仮止め」が不要で、はんだ付けが容易になります。

チップ抵抗のクランプ写真

1608チップ抵抗
クランプ例
20PSSOPのクランプ写真
20ピンSSOP
クランプ例

2.SMDクランプの使用方法
 SMDクランプ(150mmアーム)PX1810と、SMDクランプ(80mmアーム)PX1510の使用方法はほぼ同じです。
 まとめて「SMDクランプ」で呼びます。
 何れか一方を用いた動画や写真は、他方を用いた場合も同様と見なして下さい。

 なお、「クランパ」は SMDクランプ(80mmアーム)PX1510においては「部品押え」とも呼んでいます。

(1)SMDクランプの操作方法

小指又は薬指と人差し指による操作

ポストに手のひらを置いて支点にする操作

 @小指又は薬指でテーブルを押え、人差し指でアームを持ち上げます。
  または、基板が大きく小指又は薬指でテーブルを押えられない場合は、ポストに手のひらを置いて支点とし、
 基板でベースを抑えながら親指と人差し指でアームを持ち上げます。

 A基板のはんだ付け対象部品位置をクランパの先端下部に移動させます。

 B部品を位置決めし、アームを下げて基板にクランプします。

 Cはんだ付けします。


(2)位置決めした部品への加圧
 位置決めした部品に一時的に圧力を加えたい場合には、クランパの上端を指で押えて下さい。
 アームを押えると、アームが撓んでクランパ先端が動き、部品位置がずれる場合があります。
クランパ上押下写真
○(良い例)
クランパ上端を押下

アーム中央押下写真
×(良くない例)
アームを押下

(3)使用方法の補足
 使用例や補足事項については 表面実装はんだ付け用「SMDクランプ」使用方法の補足説明集を参照して下さい。
 動画による多数の使用例も有ります。

3.使用上の注意
(1)感電や短絡等、重大事故につながるので、SMDクランプを使用する際は、必ず対象基板(回路)の電源をオフにして下さい。

(2)無理にアームを開くとSMDクランプが壊れる可能性があります。
 クランパ先端とベース間の距離がクランパ先端許容開度(仕様参照)を越えない様にして下さい。

(3)ガラスエポキシ製のSMDクランプ(80mmアーム)PX1510に加熱したはんだゴテを直接長時間接触させると焦げます。
 ハンダゴテの直接接触は極力短時間(最大250℃、10秒以下)にして下さい。

(4)SMDクランプ(80mmアーム)PX1510の部品押えのカスタマイズ時の削り過ぎは修復不能です。
 万一削り過ぎた場合は予備品と交換して下さい。

(5)SMDクランプ(150mmアーム)PX1810のクランパ先端は鋭く尖っています。
 怪我をしない様、取り扱いには充分注意して下さい。

 出荷時にクランパに約30mmの保護用ビニルチューブを被せています。
 SMDクランプを使用しない際はクランパに保護用ビニルチューブを被せて置き、使用時に外して下さい。

保護用ビニルチューブ写真

 また、作業机に傷を付ける可能性があるので、必要に応じてSMDクランプの下にベニヤ板等を敷く等して使用して下さい。

(6)弊社は本製品を運用した結果についての責任は負わないものとします。

4.SMDクランプの基本仕様
 【ご注意】改良の為に、予告無く仕様を変更する事がありますので、ご承知願います。

項   目 SMDクランプ(150mmアーム)
PX1810
SMDクランプ(80mmアーム)
PX1510
外形寸法
[mm]
190(W) x 20(D) x 20(H)
(クランパ先端ベース突出部含まず)
実効アーム長 150 (*1)
140(W) x 20(D) x 22(H)
(ビス頭含まず)
実効アーム長 80 (*1)
重量[g]
約43 約11
対象最大部品高さ//
クランパ先端許容開度
[mm]
12 // 25 (*2) 5 // 10 (*2)
本体部材質 ステンレス (t= 0.8) (*3) ガラスエポキシ(FR-4) (t=1.0) (*4) (*5)
共晶はんだ使用(有鉛) 
主な特長 静電気防止アース線接続用Φ3.2ビス穴実装 (*6)
クランパに映り込み防止加工有り
細いクランパ先端(幅1.4mm)で狭いスペースにも届く
予備品 : 部品押え 1個付属
 はんだゴテで交換
 ヤスリ研磨にてカスタマイズ可能 (*7)
荷姿 荷姿写真
プラスチックケースに収納して納品
荷姿写真
プラスチックケースに収納して納品
生産国 日本 不定

 *1 : 基板端からクランパが届く範囲。
    実効アーム長の2倍を越えるボードでは、クランパは基板中央付近に届きません。

 *2 : 無理にアームを開くとSMDクランプが壊れる可能性があります。
    クランパ先端とベース間の距離がクランパ先端許容開度を越えない様にして下さい。

 *3 : ステンレス材料に元々ある小さな傷が、製品に残っている場合がありますのでご承知願います。

 *4 : 基板レジストの小さな傷が、製品に残っている場合がありますのでご承知願います。

 *5 : SMDクランプに加熱したはんだゴテを直接長時間接触させると焼損します。
    一般のガラスエポキシ基板と同様に、ハンダゴテの直接接触は極力短時間(最大250℃、10秒以下)にして下さい。

 *6 : アース線取り付け例 (アース線は製品に付属していません)
アース線取り付け写真


 *7 : 修復不能の為、部品押えの削り過ぎに注意して下さい。
    万一削り過ぎた場合は予備品と交換して下さい。

5.価格と発注方法
 直販製品の概要と発注方法 をご覧下さい。
  Amazon(アマゾン)さんでも販売しています。

 【練習用基板進呈】
 本製品をご購入頂いた場合には、はんだ付け練習用として 0.65mmSSOP用ユニバーサル基板 PX1610 を1枚差し上げます。(Amazonプライム対応品は除きます)

6.お問い合わせ
 不明点は下記にお気軽にお問い合わせ下さい。
   webmaster@proxi.co.jp
   TEL 055-934-1527

特定商取引に関する法律に基づく表記

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